福井 地酒 舞美人
【創業120余年】舞美人醸造元・美川酒造場直営店 全量手造り・木槽搾り 本醸造酒・純米酒・純米吟醸酒・純米大吟醸酒 
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越前 木槽(きぶね)搾り
 木槽(ぶね)搾りとは。。。。。
   新酒を搾るために、木で出来た旧式の搾り機を使用するやり方のことですが、
  現在この道具はほとんど残っておらず、使用している酒蔵も少なくなっています。
 
   舞美人では、桜の木でできた木槽(きぶね)を普通酒から大吟醸に至るまで、 
  すべてのお酒を木槽(きぶね)で搾っています。
 
   もろみを酒袋に詰めてから、新酒を搾りきるまで約3日間かかり、熟練した技と
  時間と手間がかかります。
 
   そのおかげで、もろみを搾りすぎないために、雑味の少ない繊細なお酒を醸す
  事ができます。舞美人にとって、一番の宝物であり自慢の道具です。
 
木槽搾り 手順

1、もろみを酒袋にいれます。
 仕込みタンクから、ポンプで運ばれてきた
もろみ(酒母に水、麹、蒸米を仕込んだもので、
清酒の母体となるもの)を酒袋の中に入れる
作業です。
 
 入れるもろみの量は蔵元杜氏の感なのですが、
もろみを入れすぎたりすると、搾る際に酒袋が
破裂しますし、少なすぎると、搾った後の酒粕
の出来に影響がでます。
 

2、酒袋を木槽に並べます。
 酒袋を、一つ一つ丁寧に並べていきます。
口は、何かで止めてあるのではなく、下に
折り曲げてあるだけですが、不思議と中身は
出てきません。
 
 袋取りと呼ばれる作業です。
 
 ここにも、蔵元杜氏の技がひかります。

3.どんどん酒袋を積み上げます
 きれいに、どんどんどんどん積み上げて
いきます。

4.一袋ずつ丁寧に
 1~3までの作業をを、繰り返し繰り返し
続けます。

 もろみは、もちろん水分が多いので、一袋
はかなりの重量です。

 積み上げる時には、酒袋をもってかがむので
かなりの重労働です。
 

 1度に搾る量のすべてを、酒袋に入れ終え
た頃には、木槽(きぶね)の上まで積みあが
ります。


 ここまでくると、重みで槽口(ふなくち)から
ちょろちょろと新酒が出始めます。蔵に新酒の
香りがたちこめ、造り手として嬉しい瞬間です。
 

5.ふたをかぶせます。
 木槽(きぶね)の蓋を積み上げた酒袋の
上にせます。

 これが相当重いです。大人が3人で持
つのがやっとですが、そのおかげでのせ
た瞬間から、新酒が勢いよく出てきます。

 このときのお酒を「あらばしり」といいます。
 木槽(きぶね)の槽口(ふなくち)です。

 出ていたばかりの新酒を、ここからすく
って飲むと、最高のおいしさです。

6.圧力をかける
 蓋の上に、非常に重い木片をいくつも積
み上げ、その上から油圧による圧力をかけ
ます。

 その時、「ゴンゴンゴン」という音がするの
ですが、舞美人の酒蔵の名物になっていま
す。
 この音がする間は、常に異常がないか緊
張しています。

 圧力をかけてやると、再び勢いよく新酒が
出てきます。
 酒袋のもろみの量や、積み具合などが悪
いと、中で破裂しもろみが蔵の天井まで、
飛び散ってしまいます。
   木槽(きぶね)搾りをするためには、どの作業一つとっても手を抜けるところはありません。ですが、大吟醸や鑑評会用のお酒など高級酒の搾りにはこの木槽(きぶね)使用しているという酒蔵さんもあるぐらい、その実力は認められています。
舞美人では、高級酒のみではなく普通酒などの日常酒すべてに使用しています。
長い時間と熟練した技術、そして重労働。ですがそれに見合う価値のある道具だと思います。
舞美人はこの、桜の木でできた木槽(きぶね)とともに、お酒を醸し続けていきます。